
「最近ちょっと太ってきたな…」
「お腹まわりが気になるし、ちょっとダイエットでもしてみるか」
そんなふうに決意して、食事制限や運動を始めてみた。
でも数週間後、体重は少し減ったけど、なんだか疲れやすいし、体も重い……。
『あれ? 想像していた“引き締まった健康的な体”じゃないような……』
そんなふうに感じている中年男性、実はかなり多いのではないでしょうか?
──その「違和感」、
もしかしたら「ダイエット」ではなく、「減量」になっているのかもしれません。
本来の「ダイエット」は、健康的にカラダを整える行動。
でも、いつのまにか「体重だけを落とすこと」が目的になってしまっている人、
実はめちゃくちゃ多いんです。
この記事では、「ダイエット」と「減量」の違いをハッキリさせて、
中年太りや健康が気になる30〜40代男性が、無理なく続けられる正しい痩せ方を紹介します。
結論から言えば、「減量」と「ダイエット」はまったくの別モノです。
ダイエットと減量の違いとは?|目的・期間・やり方がまるで違う
◆ 減量とは?
- 目的のために短期間(1ヶ月〜半年程)で、体重を落とすこと
- 数字(体重)の減少がゴール
- 食事量を極端に減らす・水分を抜く・運動せず落とすなど何でもアリ
- 「この生活は一生ムリ」と感じたら、それは減量モード
「痩せる」というよりも「体重を落とす」ようなイメージで、
ボディビルや格闘技などの大会前に行う「調整」のような感じ。
◆ ダイエットとは?
- 健康を前提にした生活習慣の改善(長期継続型)
- 体脂肪を落としながら筋肉量を保ち、見た目を引き締める
- 目安は最低でも半年〜1年以上、むしろ一生続けられる内容
- 「これならずっと続けられそう」と思える食事・運動バランスがポイント
つまり、減量は短距離ダッシュ、ダイエットはマラソンです。
なぜ多くの人が“減量”を選んでしまうのか?
- 毎日体重計に乗っては、体重の増減に一喜一憂してしまう
- 少しでも数字を減らすために、食べない・水を控えるなど無理をする
- 炭水化物=太ると決めつけて、極端な糖質制限に走る
こういった思考は“体重は減っても体脂肪が落ちない”という、
もったいない結果になりがち。
特に中年以降は、無理をすると筋肉が落ちて代謝が低下→リバウンド一直線の流れに…。
減量の落とし穴|痩せたように見えて、実は太りやすくなっている?
【体重が落ちた=成功】と思ってしまうのが減量の罠。
でもその体重の内訳、筋肉と水分ばかりが減っている可能性が高いのです。
- 基礎代謝が落ちる
- 日常の消費エネルギーが減る
- 以前と同じ食事でも太りやすくなる
減量を繰り返すほど太りやすい体質になってしまうんです。
「痩せたはずなのに、すぐ戻る」「前より脂肪がつきやすくなった」と感じている人は要注意。
正しいダイエットとは?|中年男性が意識すべき3つのポイント
見るべきは「体重」より「体脂肪率」と「見た目」
体重は1日で1kg前後は普通に上下します。(体の水分量や宿便、むくみなど)
それよりも体脂肪率や体のライン(見た目)をチェックする習慣が大切。
✅ 正しくダイエットを進めるために、体脂肪率が測れる体組成計を用意するのがおすすめ!
※ただし、家庭用の体脂肪計は100%正確な数値が出る訳ではないので、
”あくまで参考値”として見るのようにしましょう!
食事は「制限」より「整える」が正解
正しいダイエットは、“必要なものを必要なだけ摂る”という考え方。
- タンパク質:筋肉を守る(鶏むね肉、卵、プロテインなど)
- 脂質:良質な油は必須(オリーブオイル、アボカド、ナッツ)
- 炭水化物:極端なカットは逆効果。必要量を調整するだけでOK
💡 食事からの摂取が難しいと感じるなら、プロテインを活用するのが◎
👉 初心者に人気!マイプロテインをチェックする
筋トレは必須!「動く」ことで痩せやすい体をつくる
- スクワット、腕立て伏せ、プランクなどの自重トレからスタート
- 「ジムはハードル高い」なら家トレでも十分
“将来の資産”になる体を、今のうちからつくっていきましょう。
▼ 【おすすめ記事】今日から始める自宅トレ3ステップ ▼
ダイエットの落とし穴に注意して、成功をつかめ!
- 短期間で大幅減量すると、高確率でリバウンドする
- 栄養不足の結果、集中力低下、肌荒れ、免疫力ダウン
- 無理な我慢をしたせいで、イライラ・睡眠の質低下・続かない
「無理してる」と感じる時点で、それは長く続けられません。
まとめ|ダイエットと減量の違いを知れば、もう迷わない
- 減量は短期的な「数字重視」型
- ダイエットは長期的な「生活改善」型
- 続けられないやり方は、いずれ失敗する
体重の変化だけじゃなく、鏡の中の自分と向き合うことが成功への近道です。
今のまま悩み続けるか、今日から少しずつでも変えていくか。
選べるのは、あなただけです!
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中年からでも、体はまだまだ変えられる。
無理せず、でも諦めず、正しい方向へ一歩を踏み出しましょう。
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