【保存版】筋トレでいつもの重量が重く感じる原因は?神経系の疲労を徹底解説

この記事は約6分で読めます。

「なんか、やけにバーベルが重く感じる…」
「いつも10回できるのに、今日は8回で限界だった」

──そんな経験ありませんか?

筋肉痛もないし、疲れているわけでもないけどパフォーマンスが落ちる。
それ、筋肉ではなく“神経”が疲れているのかもしれません。

このような状態をトレーニングの世界では、
CNS疲労(Central Nervous System fatigue:中枢神経系の疲労)と呼びます。

つまり、脳や脊髄などの中枢神経がオーバーヒートして、
筋肉をうまく動かせなくなる
現象です。

この記事では、筋トレにおける神経系の疲労(CNS疲労)について、
原因・兆候・回復法をわかりやすく解説します。

「最近、重量が伸びない」「集中できない」
そんな30〜40代トレーニーのあなたに、必要な知識です。

「筋肉の疲労」と「神経の疲労」はどう違う?

電球、男性、シュルレアリスム風の画像

筋トレの「疲れ」には、大きく2種類あります。

筋疲労(末梢疲労)

いわゆる「筋肉痛」や「乳酸が溜まる感じ」。

これは筋肉そのもののダメージによるものです。
筋繊維が傷つき、『回復→超回復』のサイクルで強くなる、いわば“良い疲労”。

神経疲労(CNS疲労)

一方でCNS疲労は、筋肉ではなく脳や脊髄など「命令を出す側」が疲れている状態です。

筋肉を動かす信号(神経伝達)が弱まり、出力が低下。
その結果として「同じ重さが重く感じる」「レップ数が落ちる」などの症状が現れます。

たとえるなら──

脳=バッテリー(電源)
神経=電線(配線)
筋肉=モーター(動力)

配線(神経)が熱を持って抵抗が増えると、モーター(筋肉)に十分な電流が流れません。 つまり出力が落ちて、モーターが“回りきらない”状態になるわけです。

筋肉自体は壊れていないのに、動きが鈍くなる。
これが、筋トレにおける神経系の疲労=CNS疲労です。


神経系が“オーバーヒート”する原因

ベンチに座って両手で顔を覆う男

① 高強度トレーニングの連発

毎回MAX重量で追い込みすぎると、神経が休む暇なく酷使されます。
ベンチ・デッド・スクワットを週に何度も高強度で行うのは要注意。

② 休息不足・睡眠の質低下

神経は「睡眠中」にリセットされます。

寝不足や、浅い睡眠(質の悪い睡眠)が続くと、
神経の出力が回復せず、パフォーマンスも停滞します。

③ 栄養・ミネラル不足

マグネシウム・ビタミンB群・オメガ3など、
神経伝達に関わる栄養が不足すると、信号の伝達効率が低下します。

▼ 神経系の回復をサポートするおすすめサプリ (マイプロテイン)▼
どれも日常の栄養補助として取り入れると良いでしょう。

※新規アカウント作成の時に、私の紹介コード【WAKU-R6】を入力するだけで、
3,000円の割引クーポンがもらえるので、ぜひ活用して下さい!

④ 加齢による神経伝達効率の低下

30〜40代では神経の反応速度や柔軟性(可塑性)が落ち始めます。
若い頃よりも回復に1〜2日多くかかることもあります。


「今日は重い」と感じたら要注意?神経疲労チェックリスト

ケトルベル、トレーニング、フィットネスの画像

次の項目の中で、3つ以上当てはまったらCNS疲労(神経系の疲労)の可能性が高めです。
『根性が足りない』のではなく、脳が“ストップ”をかけているだけです。

  • ✅ 筋肉痛はないのに、あきらかに重量が重く感じる
  • ✅ レップ数がいつもより2〜3回減る
  • ✅ 集中できずフォームが乱れる
  • ✅ ウォームアップ時点でやる気が出ない
  • ✅ 睡眠をとってもだるさが残る
  • ✅ トレーニング前の“スイッチ”が入らない

神経疲労をリセットする方法(休息・栄養・リカバリー)

① トレーニング周期の再設計

毎回のトレーニングをフルで追い込まず、
4〜6週間ごとに「デロード週(軽めの週)」を入れるのがコツ。

強・中・軽をバランスよく回すことで神経も回復しやすくなります。

② 質の高い睡眠をとる

神経のリセットは睡眠中に行われます。

就寝前のスマホ・カフェインを避け、
部屋を暗く・静かに整えるだけで翌日の神経出力が変わります。

▼神経疲労を回復させる「睡眠の質向上」アイテム

「寝ても疲れが抜けない」人は、まず寝具と睡眠習慣を見直すことが第一歩。

③ 軽い運動・ストレッチを取り入れる

完全休養よりも、軽い有酸素やストレッチで血流を保つ方が神経の回復が早まります。
ウォーキング・フォームローラー・ヨガなどがおすすめです。

▼参考記事:筋トレ効果を最大化する休養法|中年男性必見の回復メソッドとおすすめケア 

まとめ:神経を休ませれば、筋トレはもっと伸びる

筋肉を動かすのは神経。
つまり、神経を整えることがパフォーマンスの根本です。

「今日は重い」「集中できない」と感じたら、焦らず神経を休ませましょう。
その1日が、次の爆発的な伸びを生みます。

休む勇気がある人が、一番強くなる。

👉 神経疲労を整えるおすすめアイテムまとめ

FAQ(よくある質問)

Q. CNS疲労はどれくらいで回復しますか?

A. 個人差はありますが、通常は48〜72時間程度で回復すると言われています。高強度を連発した場合は1週間程度見てもOKです。

Q. サプリだけで改善できますか?

A. サプリはあくまで“補助”。休息・睡眠・トレーニング調整と併せて取り入れるのが効果的です。

Q. CNS疲労とオーバートレーニングは違うの?

A. CNS疲労は一時的な神経出力の低下、オーバートレーニングは慢性的な疲弊状態。早期回復できるかが違いです。

コメント