
「ベンチプレス◯◯kg上がったけど、これって凄い?」
「懸垂が〇〇回できるようになったけど、同年代の人ってどうなんだろう?」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
SNSでは「何kg挙げた」や「何回できた」の話ばかり。
でも、実際のところ——年齢や経験が違えば、“平均”もまるで別物。
焦る必要も、過小評価する必要もなし。
比べるためじゃなく、自分の進化を確かめるために使いましょう。
この記事では、20代・30代・40代 × 経験別(初心者/中級〜上級)で、
ベンチプレス・スクワット・デッドリフト・腕立て伏せ・懸垂の
リアルな平均値をまとめました。
今の自分の立ち位置を知れば、次に伸ばすべきポイントが見えてきます。
比べるためじゃなく、“成長の目安”として使ってください。
放置リスク:勘だけでトレーニングしていませんか?
平均を知らないと、無駄な重量マウントに巻き込まれたり、
逆にビビって負荷が低すぎるまま進んだり。
結果、ケガ・停滞・モチベ低下の悪循環に入ります。
一方で、年齢と経験に合った基準を持てば、
狙う負荷も回数も迷わないので、週2〜3回の練習がムダになりません。
年代別×経験別|BIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)の平均値

体格・体重・可動域・フォーム・過去の運動歴などで差が出ます。
10RM=10回ギリできる重量
1RM=1回できる重量の平均目安です。
以下は年齢・経験別の「ベンチプレス/スクワット/デッドリフト」平均値一覧です。
| 種目 | 年代 | 初心者 (筋トレ歴〜1年) |
中級〜上級 (筋トレ歴2年以上) |
|---|---|---|---|
| ベンチプレス (10RM/1RMの平均目安) |
20代 | 10RM:50〜60kg 1RM:約65〜80kg |
10RM:90〜100kg 1RM:約115〜130kg |
| 30代 | 10RM:40〜50kg 1RM:約55〜70kg |
10RM:80〜90kg 1RM:約100〜120kg |
|
| 40代 | 10RM:35〜45kg 1RM:約50〜60kg |
10RM:70〜80kg 1RM:約90〜105kg |
|
| スクワット (10RM/1RMの平均目安) |
20代 | 10RM:70〜90kg 1RM:約90〜115kg |
10RM:120〜140kg 1RM:約150〜180kg |
| 30代 | 10RM:60〜80kg 1RM:約80〜100kg |
10RM:100〜120kg 1RM:約130〜160kg |
|
| 40代 | 10RM:50〜70kg 1RM:約70〜90kg |
10RM:90〜110kg 1RM:約120〜140kg |
|
| デッドリフト (10RM/1RMの平均目安) |
20代 | 10RM:80〜100kg 1RM:約110〜130kg |
10RM:140〜160kg 1RM:約180〜200kg |
| 30代 | 10RM:70〜90kg 1RM:約95〜115kg |
10RM:130〜150kg 1RM:約170〜190kg |
|
| 40代 | 10RM:60〜80kg 1RM:約85〜100kg |
10RM:110〜130kg 1RM:約150〜170kg |
年代別×経験別|自重トレーニング(腕立て伏せ・懸垂)の平均値

自重系は体重・体脂肪率・筋持久力に大きく左右されます。
加齢とともに差が出やすい種目ですが、継続で最も伸びやすい指標でもあります。
自重トレーニング(腕立て伏せ・懸垂)の平均回数はこちら。
| 種目 | 年代 | 初心者 (筋トレ歴〜1年) |
中級〜上級 (筋トレ歴2年以上) |
|---|---|---|---|
| 腕立て伏せ (連続回数) |
20代 | 15〜25回 | 35〜50回以上 |
| 30代 | 10〜20回 | 30〜45回以上 | |
| 40代 | 8〜15回 | 25〜35回以上 | |
| 懸垂 (連続回数) |
20代 | 2〜5回 | 10〜15回以上 |
| 30代 | 1〜3回 | 8〜12回以上 | |
| 40代 | 0〜2回 | 6〜10回以上 |
胸を張って、自分のペースでいきましょう。
「普通」ってどのくらい?——目安の捉え方

重量や回数は体重・筋量・可動域・過去の運動経験などの影響を強く受けます。
例えば体重が重いほどベンチは有利になりがちですが、懸垂は不利になりますし、
過去(学生時代の部活など)に、運動経験のある人の方が重量・回数が伸びやすいです。
だからこそ、同じ自分の条件の中で前回比を更新できているか?が最重要です。
小さな自己ベスト(+2.5kg、+1回)を積む人が、1年後に大差をつける。
平均を超えるための“具体ステップ”

フォームを固める(最速の近道)
- ベンチ:肩甲骨セット→足裏固定→胸を張り、肘はやや内側。
- スクワット:腹圧→股関節から曲げる→“しゃがむ”より“座る”。
- デッド:バーは脛ライン→背中フラット→足で“床を押す”。
週2〜3回の反復(ボリューム管理)
- 各種目:5〜10レップ×3〜5セットを基調にし、RPE7〜9で。
- 伸び悩み時は、総レップ(例:25→30)を増やしてから重量を上げる。
補助で穴埋め(自重も最強)
- 腕立て:プッシュアップバーで可動域UP&手首負担を軽減。
- 懸垂:アシストバンド→ネガティブ(ゆっくり下ろす)→自力。
- ベンチ伸ばすなら:ダンベルフライ/ディップスで胸のストレッチ刺激。
補助アイテム比較
| アイテム | 価格帯(目安) | コメント |
|---|---|---|
| プッシュアップバー ▶ Amazonで売れ筋を見る |
約1,000〜2,500円 | 滑り止め付き・安定性重視なら1,500円前後が◎。 ダイソー品(330円)も体験用におすすめ。 |
| アシストバンド(懸垂) ▶ Amazonで売れ筋を見る |
約1,500〜3,000円 | 強度別3本セットでも3,000円以内。 初動サポート用としてジム常連にも人気。 |
| リストラップ/パワーグリップ ▶ Amazonで売れ筋を見る |
約2,000〜6,000円 |
布タイプは2,000円台。 |
※リンクは参考用。ご自身に合った予算などでアイテムを選んでみてください。
栄養と回復(地味だけど効く)
- 体重×1.5〜2g/日程度のタンパク質を確保(例:70kgなら105〜140g)。
- トレ後30〜120分のプロテイン+炭水化物。
- 睡眠7時間以上。酒は“脚トレの敵”。
ケガを避ける5つの要点(年齢を味方に)
- 可動域:胸はバーを胸に軽く触れる/スクワットは深さを欲張らず痛みなしで。
- 進め方:同重量で合計レップを増やす→慣れたら+2.5kg。
- 肩・肘のウォームアップ:バンド外旋/プッシュアップ膝つき10回など。
- 休養:同部位は48〜72時間空ける。睡眠とタンパク質は“サプリより効く”。
- 痛み:関節に鋭い痛みが出たら即中止。見栄を捨てるのが最短距離。
注意点:数字に振り回されない

- 関節が痛いなら、即ストップ
無理して重量を追うより、フォームと可動域を整えるほうが先です。 - MAX挑戦も慎重に
普段は10回を目安にして、安全な範囲で少しずつ伸ばしましょう。 - 減量中に回数が落ちるのは当たり前
体重が軽くなるぶん、パワーも少し落ちます。
焦らず、今のコンディションを楽しむくらいの気持ちで。
まとめ:平均は基準、成長は行動で作る
平均値は「今の自分」を知るための目安。でも、成長を作るのは行動です。
続けるほど数字は動くので、焦らず自分のペースで継続!
小さな更新を積み重ねれば、30〜40代でも“自己ベスト更新”は余裕で可能。
今日の1セットが、確実に未来のあなたを作ります。
“平均越え”を後押しする厳選アイテム
「回数が伸びない」「手首や握力が先に尽きる」そんなときは、
可動域アップ&握力サポートで“狙った筋肉”に集中しましょう。
また、筋トレを頑張ったあとは、
プロテインなどサプリを使う事で、効率的に栄養補給!
- プッシュアップバー:胸のストレッチ刺激UPで腕立ての質が上がる。
▶ Amazonで売れ筋を見る - アシストバンド:懸垂“初めての1回”に最短ルート。
▶ Amazonで売れ筋を見る - ホエイプロテイン:1回20〜30gのタンパク質補給で回復&合成を後押し。
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注意:サプリ、あくまで食事の補助。基本は3食の食事をしっかり食べる事が大切
FAQ
Q1. 体重が重いと懸垂が不利?
A. はい。自分の体重が負荷なので不利になりがち。
まずはアシストバンドやラットプルダウンで背中の動員パターンを作りましょう。
Q2. 10回指標と1回MAX、どっちを見ればいい?
A. 30〜40代の健康目的なら10回×複数セットでの進歩を重視。
MAXは安全を確保できる環境で限定的に。
Q3. 平均より低くて落ち込む…
A. 気にしない。前回比+1回/+2.5kgの積み重ねが最強。
数字は自分を動かす燃料にしましょう。
Q4. 40代でも伸びる?
A. 余裕で伸びます。フォームの最適化、
ボリューム管理、睡眠・タンパク質の徹底で半年〜1年の伸長は普通に起こります。
Q5. 週何回やればいい?
A. まずは週2〜3回。同部位は48〜72時間空ければOK。
忙しいなら全身法×2回でも十分です。



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