
「筋トレするなら早寝早起きが鉄則」──そんなの、もうわかってる。
でも実際は、終わらない残業、子どもが寝ない、
ついつい見てしまうYouTube・SNS
頭では「寝なきゃ」と理解していても、現実が追いつかないのが大人の世界。
夜更かしをしてしまう自分にモヤモヤして、
「筋トレには悪影響なのになぁ…」と感じている人も多いはずです。
この記事では、「夜更かしが筋トレに与える影響」と「タイプ別の対処法」を紹介。
完璧じゃなくても、継続できる自分を作るヒントになれば幸いです。
なぜ「夜更かし」が筋トレに悪いのか
睡眠不足が筋肉に与えるダメージとは?
筋トレ後、筋肉は「微細な損傷」を起こします。
そこからの回復、そして成長を支えるのが睡眠。
睡眠が不足すると、「成長ホルモン」の分泌が減り、
筋肉の修復スピードが落ちます。
つまり、どれだけ頑張って追い込んでも、
寝不足だと超回復がうまくいかない。つまり、筋肉が育たないのです。
ホルモンバランスと回復力の関係
夜更かしは、ストレスホルモンの「コルチゾール」の分泌を増加させるのですが、
これが筋肉の分解を促し、さらに回復の妨げになります。
一方で、十分な睡眠を取ると「テストステロン」や「成長ホルモン」といった
“筋肉に味方するホルモン”がしっかり分泌されます。
睡眠の質と筋トレ効果はセットで考えるべき
睡眠は「時間」だけでなく「質」も大切。
飲酒や寝る直前までPC・スマホを見る習慣は、睡眠の質をガタ落ちさせます。
筋トレの効果を最大化したいなら、
【トレーニング・栄養・睡眠】の3点セットを意識しましょう。
あなたはどのタイプ?「夜更かし」3つの原因パターン
現代社会を生きる30〜40代の夜更かしには、大きく分けて3つのパターンがあると思います。
自分は、どれに当てはまりますか?
タイプその① 娯楽型夜更かし(スマホ・動画・SNS・ゲーム)
寝る前のスマホ、ゲームがやめられない。
「YouTubeを見始めたら止まらない」「少しのつもりが延々とゲーム」など、
このタイプは、意識的に夜更かししていることが多いのが特徴です。
タイプその② 仕事型夜更かし(残業・在宅業務など)
仕事が終わらず、気づけば深夜・・・
仕方がないものの、慢性的な夜更かしに発展しやすく疲労も蓄積しがち。
『在宅ワーク勢』は、ON/OFFの切り替えが曖昧になりやすく、要注意。
タイプその③ 生活型夜更かし(育児・副業・介護など)
育児や親の介護など家族の都合や、『副業をしている』など、
どうしても外せない事情で夜更かしせざるを得ない人は、このタイプに該当。
やらざるを得ない事情で睡眠時間が後ろ倒しになることが多く、
継続的な睡眠不足にもつながりやすいです。
このタイプは「自分のせいではない」場合が多いため、罪悪感より“調整力”が求められます。
💡突発的な夜更かしについても触れておこう
普段は全く夜更かしをしない人であっても、
飲み会や急な仕事などで、突然睡眠時間が削られるケースもあると思います。
これは「仕方ない」と割り切り、その後の回復やトレーニング計画の調整に意識を向けましょう。
一時的な睡眠不足なら、焦らず、無理せず、継続重視の姿勢が大切です。
それぞれの夜更かしタイプへの処方箋
娯楽型 → スマホ習慣の見直しと“締め時間”ルール
- “時間”を決めてアラームをセット
- 寝室にスマホを持ち込まない
- ブルーライトカットモードを使う
💡ちょっとした工夫で、意外と変わります。
仕事型 → スケジュール管理と「やらない時間」の確保
- 21時以降は“やらないことリスト”を作る
- スキマ時間に筋トレを先に済ませる
- 可能なら朝活へシフトする
💡業務が多すぎるなら、タスクの削減や相談も必要かもしれません。
生活型 → 家族との連携・「手放すタスク」を見極める
- 「誰かに頼めること」は任せる勇気を
- 家族との話し合いで“自由時間”の確保を
- トレーニング頻度を週2〜3にしてもOK
💡完璧を目指すより、“やめないこと”を重視しましょう。
共通:翌日以降のトレーニングをどう調整するか?
夜更かしした翌日は、トレーニングの強度を落とすか、完全休養するのもOK!
むしろ、そのほうが身体には優しい し、
次の日の『仕事』と『筋トレ』両方のパフォーマンスも保たれます。
睡眠不足の日は「軽めのストレッチや散歩」などで気分転換し、
翌朝の「体調の良し悪し」で判断するのもアリ。
夜更かししても筋トレを続けるには
「休む?やる?」の判断基準
ざっくり以下のように考えてみてください。
-
4時間未満の睡眠 →迷わず休む
-
5〜6時間睡眠+体調良好 →軽めならOK
-
疲労感・集中力の欠如 →無理せず休むが吉
睡眠不足の状態で「ハードに追い込む」のは逆効果。
体感ベースで“やる・やらない”を決めてOKです。
「短時間・低強度」でもOKな日があっていい
30分ウォーキング、体幹5分、ストレッチ10分──
「これだけ?」って思うかもしれませんが、ゼロより100倍マシ。
「継続」のためのバリエーションとして、“軽めの日”を織り交ぜましょう。
-
15分だけでも動けばリズムは崩れない
-
ストレッチやヨガも立派なトレーニング
-
“やった自分”を肯定することが最重要
“リズムの再構築”に効くテクニック
睡眠・筋トレ・生活リズムを“セット”で捉えると、立て直しやすくなります。
- 休日の朝トレでリズムを戻す
- 寝る前のルーティン(読書・音楽など)を決める
- アラームではなく「決まった行動」で就寝する
結論:夜更かしは敵ではない、習慣と向き合う材料
完璧主義は続かない
「ちゃんと寝て、ちゃんと鍛えて、ちゃんと食べる」──理想だけど、
それが毎日できたら苦労しません。
大事なのは、崩れても戻せる仕組みを作ることです!
自分の生活リズムに合ったトレーニングを
筋トレは「生活の中にどう溶け込ませるか」がカギ。
夜更かし気味なら、朝や昼に調整。1回30分でもいい。
生活ありきの筋トレでいきましょう。
「夜更かししない自分」を責めない
「夜更かししてしまった」「また寝不足で筋トレできなかった」
そんな自分を責めても、筋肉は育ちません。
むしろ、「それでもまたやろう」と思うあなたが最強です!
まとめ:継続こそ、最大の成果
夜更かししても、睡眠不足でも、やめなければ終わりじゃない。
「完璧な生活リズム」なんて無理でも、
「ちょっと意識する」だけで身体は確実に変わっていきます。
今日から、できるところから一緒に整えていきましょう!
コメント